2026年7月11日(土)、週末の観測ログです。
BTCは$64,132〜$64,340水準で週末を迎えています。木曜の地政学ショックから$64,000台を維持したまま週を締めることができました。本日の最大ニュースはCLARITY Actの「崩壊までの20日間」が明日7月13日(月)にスタートするという事実の整理です。上院が7月13日に会期を再開し、8月7日の休会まで実質約20営業日——アナリスト各社が「今年最後の現実的な立法窓口」と一致して指摘するデッドラインです。Polymarketの成立確率はすでに40%まで低下。しかし同時に、取引所のBTC残高が多年ぶり低水準まで減少するなど、「売り手が減っている」という構造的なシグナルも出ています。今週の総括と来週の観測テーマを整理します。
📊 まず全体の基準:ビットコイン(BTC)
今週を振り返ると、7月1日の$57,950という652日ぶり安値から$64,340まで、週間ベースで+約10%の回復でした。木曜日の地政学ショック(米イラン停戦崩壊)という試練を経ながらも、$64,000台で週を終えられた点は評価できます。
アナリストのギレン氏は「$64,000を維持していることは市場がCLARITY Act成立を信じているシグナル。$64,000を失えば市場は成立を諦めたと読む」と分析しています。来週月曜から始まる20日間——CLARITY Actの行方がそのままBTCの$64,000前後での攻防に直結するという見立てです。
- 取引所残高が低い→売り手が取引所に持ち込めるBTCが少ない→売り圧力の構造的低下
- BTC取引活動(トランザクション数)は2026年7月7日時点で17年ぶりの高水準(日平均673,822件)
- 「表面のETF流出」と「深層の蓄積継続」という構造が再確認された
- この構造が維持される限り、ETF流出が続いても価格の大崩れは起きにくい
📋 CLARITY Act:「崩壊までの20日間」を正直に整理する
残る3つの争点:
- ①倫理条項:ギリブランド議員が「大統領のクリプト保有に対する法執行可能な開示規定」を成立の前提条件として公言。ヴァン・ホーレン議員の修正案は銀行委員会で11対13で否決。ホワイトハウスは大統領個人の資産に関わる条項に反対。
- ②Section 604(DeFi開発者免除):全国地区検察官協会が「刑事捜査への妨害になる」と書簡で反対。この条項はDeFiコミュニティが「法案の最も実質的なイノベーション」と評価する重要条項。
- ③60票の数学:共和党53席−ホーリー・ポール(反対確実)=51票。確認済み民主党はギャレゴ・アルソブルックスの2票のみ。残り7票以上が必要。
- 成立した場合のBTC:「穏やかなブリッシュ」。$65,700奪回→$67,000〜$70,000が視野に。
- 不成立の場合のBTC:膝反射的に$60,000〜$62,000へ下落。深い恐怖売りなら$57,000〜$58,000の再テスト。ただし「崩壊=テーシス失敗ではない」という評価。
- FET・RENDER・TAO:成立はAIコイン全体の最大カタリスト。不成立は短期的な失望売りだが長期的なプロジェクト価値には影響なし。
- Galaxy Research Alex Thorn:「CLARITY Actが不成立でも、クリプト業界は今後2.5年の規制当局のガイダンスで『望むものの大半』を得られる」——立法なしでも規制明確化は可能という見方。
📰 今週の重要ニュース(振り返り)
先週の48%から40%へ低下。7月4日のホワイトハウス署名目標を逃し、7月13日〜8月7日という25日間が今年最後の実質的な可決窓口に。倫理条項・Section 604・60票確保という3争点はすべて未解決のまま週末を迎えた。来週の上院動向が今年の仮想通貨規制の行方を決める。
Strategyがマイケル・セイラーの指揮のもと7月6日に3,588BTC(約$80.8M)を売却したことが確認された。これはこれまでの「STRCなど株の売却」ではなく、BTC本体の売却として初めて明示的に報告された動き。含み損$14B超という状況での判断として市場が注目している。
トランプ大統領が金曜日に「イランが継続交渉を要請し米国が合意した」と投稿。BTCは$64,000台に上昇し、市場は継続的な外交を水曜日の急リスクオフからの緩やかな緩和として読んだ。
月曜〜水曜の流入の後、木曜日にFidelity FBTC $63M・ARKB $40Mが流出し合計▼$95Mに。BlackRockのIBITはフラット。ETF総資産は約$77B。「1週間継続で条件②達成」という判断基準は今週も達成できなかった。
取引所のBTC残高が多年ぶり低水準に。同時にBTCのトランザクション数が7月7日時点で17年ぶりの高水準(日平均673,822件)を記録。「売り手が減り、使われ方が増えている」という構造的なブルシグナルとして記録。
🎯 観測室のアクション条件チェック(本日時点)
□ ②ETF流入再開:木曜▼$95Mで再び流出転換・IBITフラット・継続確認できず
□ ③CLARITY Act 60票確証:Polymarket 40%・7/13〜8/7が最後の20日間
🤖 主要AIコイン 3銘柄の現状
$0.22〜$0.24水準で週末を迎えています。CLARITY Actの「崩壊までの20日間」が来週から始まります。FETはこの法案の成否に最も直接的に連動するAIコインです。採決スケジュールが発表された48時間前——その瞬間の速報が最も重要になります。
$1.85〜$1.95水準で週末を迎えています。イラン外交継続という報道で原油が落ち着いてきており、エネルギーコスト観点での逆風は後退しています。CLARITY Act成立があれば、分散型インフラ全体への制度的な評価が高まりRENDERにとっても追い風です。
$245〜$260水準で週末を迎えています。GrayscaleのTAO ETF申請SEC決定まで残り約3週間——今週からTAOは「CLARITY Act連動」より「ETF期待独自カタリスト」の比重が増すフェーズに入ります。BTC環境が$64,000台で安定していることで、TAO固有の材料が機能しやすい地盤が整っています。
🪞 正直な観測者より(2026年7月11日)
Strategyが初めてBTC本体を売ったことが今週確認されました。3,588BTCで約$80.8M。正直、少し動揺しました。「絶対に売らない」と言い続けてきた人たちが売り始めた——そう読む人もいると思います。
でも別の見方もあります。3,588BTCは843,000BTC超の保有量の0.4%です。Strategyが$14Bの含み損を抱えながら、0.4%だけ売って流動性を確保した。それが「長期を諦めた」ことを意味するのか——そうは読みません。むしろ「精巧な資金管理」として記録しておきます。
来週から「CLARITY Actの崩壊までの20日間」が始まります。ルミス議員が「2030年まで次のチャンスはない」と言っている。20日間で答えが出る。その答えが何であれ、正直に報告します。来週も同じスタンスで観測を続けます。
CLARITY Act採決スケジュール発表→48時間前にXで即速報。
来週7/13の上院再開後の動向を最優先でお伝えします。
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