【Vol.86】CLARITY Act Polymarket 31%に急落——倫理条項インパスで民主党票ゼロ・来週が本当の最終決戦・200日MAは7/14から上昇転換|AIトレンド観測室

2026年7月18日(土)、週末の観測ログです。

今週を振り返ります。BTC $65,256という今月高値を記録し、アクション条件①を達成した一方で、週を$62,941〜$63,000台で締めるという「上昇→一服」の週でした。そして今週最大の変化はCLARITY Actです。合併テキストが倫理条項を完全に省いた形で公開された結果、民主党のMurphy・Van Hollen・Merkley上院議員が正式に反対を表明。Polymarketの成立確率は31%(先週48%から急低下)まで落ちました。「7月20日週の採決目標」というルミス議員のコミットメントは維持されていますが、現在の民主党票は2票のみで、60票には少なくとも7票不足という厳しい状況です。今週を正直に整理して、来週に備えます。

⚠️ 本日のハイライト
BTC $62,941〜$63,000台(週末・$65,256から後退)・CLARITY Act Polymarket 31%(先週48%から急低下)・合併テキスト倫理条項を省く→Murphy・Van Hollen・Merkley正式反対表明・民主党票ゼロの状態・60票不足が7票以上・ルミス「7月20日週に採決」目標は維持・6月小売売上高▼0.3%(予想+0.1%大幅下回り)・200日MA 7/14から上昇に転換(テクニカルポジティブ)・Fear&Greed 27(Fear)

📊 まず全体の基準:ビットコイン(BTC)

ビットコイン BTC
↔ $62,941〜$63,000台・週末・今週$65,256→$63,000台に一服
約$62,900〜$63,500水準
参考:2026年7月18日時点 / Fortune $62,941(7/17 6am ET)/ Fear&Greed 27(Fear)/ RSI 56〜57(中立域)/ 200日MA $65,192(7/14から上昇に転換)/ 200週MA $62,358(上抜け維持)/ Changelly 7/20予測$66,879

今週のBTCを整理します。7/15に$65,256(アクション条件①達成)→7/17に$62,941と週を終えました。週間では+約1%程度のプラスで、「一歩前進・一歩後退」という形です。

重要なテクニカル変化として、200日MAが7月14日から上昇に転換しました。6月17日(FOMC当日)から1ヶ月続いた200日MAの下落トレンドがついに反転——これは「長期的な追い風の方向変化」として記録します。CLARITY Actの成立不確実性が高まっている中でも、このテクニカル改善は構造的なポジティブとして残ります。

👁 来週の最重要確認ポイント
①$63,000台での維持——週初に$62,358(200週MA)を割り込まないことが最低限の防衛ライン。 ②CLARITY Act採決の有無——7/20週採決目標だが民主党票不足という現実との乖離をどう解消するか。 ③7/29 FOMC(利上げ確率13%)まで残り11日——このアンカーが下値を支える。 ④ETF流入の継続——今週の週次データが月曜に出る。
✅ 200日MAが7/14から上昇に転換——1ヶ月ぶりの重要なテクニカル改善
Changelly(7/17時点)が確認したように、200日移動平均線が2026年7月14日から上昇に転換しました。これは何を意味するか。

  • 6月17日(FOMC当日)から1ヶ月続いた200日MAの下落がついに反転
  • 200日MAが上昇に転じる→長期トレンドが「弱気から中立〜強気」に転換しつつある
  • 7/15に200日MA($65,192)を突破したことで、MAそのものが上向きになった
  • CLARITY Act不確実性という逆風の中でも、この改善は「マクロ起因の回復」という構造的な変化を示している
「CPI・PPIの改善→200日MAの上昇転換」という連鎖が、来週のFOMCを前に相場の土台を整えています。

📋 CLARITY Act:Polymarket 31%——倫理条項インパス(行き詰まり)を正直に整理する

⚠️ 合併テキストが倫理条項を省く→民主党票がゼロに——来週が本当の最終決戦
今週公開された合併テキスト(銀行委員会版×農業委員会版の統合)は倫理条項を完全に省いた形で公開されました。これにより:

  • 正式反対を表明した民主党上院議員:Murphy・Van Hollen・Merkley(今週新たに確認)
  • 現在の確認済み民主党票:Gallego・Alsobrooks の2票のみ
  • 共和党53席−ホーリー・ポール(反対確実)=51票+民主党2票=53票——60票に7票不足
  • Polymarket成立確率:31%(先週48%→今週31%に急低下)
  • Jefferies:成立確率48%を引き続き示すも「交渉継続が必要」と指摘
  • ルミス議員:「7月20日週に採決」目標は維持——ただし数字が届かない
X上での分析:「新テキストには民主党支持がゼロ。トランプに提示されたプランが民主党と合意していたものと異なる」(Nic Puckrin)。
📌 3つの残存争点——来週中に解決するか
  • ①倫理条項:ギリブランド議員「政府高官のクリプト保有への開示義務」。ファン・ホーレン修正案は銀行委11対13で否決。ホワイトハウスは拒否。→最大の壁
  • ②Section 604(開発者免除):全国地区検察官協会が反対。Warner・Cortez Masto両議員が法執行機関のサインオフを条件に。→2番目の壁
  • ③ステーブルコイン利回り:米国銀行協会が「GENIUSActの禁止事項の抜け穴になる」と主張。→3番目の壁
この3つが来週中に解決するかどうか。解決すれば「驚異的な速度での成立」。解決しなければ8月休会→2027年以降。

📰 今週(7/13〜7/18)の振り返り

最重要
CPI 3.5%・PPI▼0.3%——「インフレ改善二連打」でBTC $65,256達成(アクション条件①)
今週最大のポジティブ。6月CPIが予想3.8%を大幅下回り3.5%(月次▼0.4%・6年ぶり最大低下)、PPIも月次▼0.3%(予想比ソフト)という二連打がBTCを押し上げた。ウォーシュ「AIディスインフレ」言及もプラスに作用。アクション条件①を達成したが週末$63,000台に一服。
CLARITY Act
合併テキスト公開→倫理条項省略→民主党3議員反対表明→Polymarket 31%に急低下
今週最大のネガティブ。公開された合併テキストが倫理条項を省いたことで民主党の支持が一気に崩れた。「7月20日週採決」目標は維持されているが民主党票が2票のみという状況は変わっていない。
機関
T. Rowe Price $1.9兆がマルチトークンETF(TKNZ)ローンチ——機関化は法案待ちではない
CLARITY Act不確実性の中でも大手機関の参入は止まらない。BTC・ETH・SOL・XRP等17銘柄を対象としたアクティブ運用ETFの登場は、暗号資産が「管理可能な資産クラス」として定着しつつあることを示す。
マクロ
小売売上高▼0.3%(予想+0.1%を大幅下回り)——消費減速が確認、FOMC利上げ確率13%を維持
6月小売売上高の弱さは「消費者が引き締まっている」ことを示す。これはFOMCの利上げ必要性をさらに下げる方向——7/29 FOMC利上げ確率13%という低水準が維持された。BTCにとって「7/29まで利上げリスクが低い」という環境は引き続き有効。

🎯 観測室のアクション条件チェック(本日時点)

✅ ①BTC $65,000突破:7/15に$65,256達成。現在$63,000台——定着確認中
🔶 ②ETF流入再開:今週の週次データ来週月曜確認。CPI・PPI後の転換継続の可能性
□ ③CLARITY Act 60票確証:Polymarket 31%・倫理条項インパス・来週が実質最終週
現在の判断:①達成・定着確認中。②継続確認中。③の状況が今週急速に悪化。静観継続。来週の倫理条項交渉の行方と7/29 FOMCが来週の方向性を決める。

🤖 主要AIコイン 3銘柄の現状

Fetch.AI(ASI Alliance) FET
↔ $0.24〜$0.27水準・CLARITY Act悪化で週末に調整・倫理条項交渉を観測
約$0.24〜$0.27水準
参考:2026年7月18日時点 / CLARITY Act Polymarket 31%・倫理条項インパス

CLARITY Act状況の悪化に伴い$0.24〜$0.27水準に押し戻されています。来週の倫理条項交渉が正念場です。「合意→採決→$0.30〜$0.35急騰」か「不成立確定→$0.20以下への失望売り」という二方向への大きな動きが来週に想定されます。採決スケジュール発表の48時間前からXで速報します。

👁 観測メモ
$0.24サポートの維持を確認。来週が今月最大の分岐点。倫理条項の合意有無を最優先で観測。 スケジュール発表→48時間前にXで即速報します。
Render Network RENDER
↔ $2.00〜$2.10水準・$2.00維持・CLARITY Act直接影響は限定的
約$2.00〜$2.10水準
参考:2026年7月18日時点 / Grayscale AIファンド22%組み入れ継続

$2.00台を維持しています。RENDERはFETほどCLARITY Actに直接的なカタリスト依存度が高くなく、Grayscale AIファンド22%組み入れ・GPU需要という独自評価が支えています。200日MAの上昇転換というテクニカル改善が来週の底固めを支援する可能性があります。

👁 観測メモ
$2.00維持を来週も確認。BTC $63,000台での安定×CLARITY Act結論が$2.20〜$2.50への鍵。
Bittensor TAO
↑ $320〜$340水準・SEC決定まで残り約3週間・独自カタリスト継続
約$320〜$340水準
参考:2026年7月18日時点 / ETF申請SEC決定:2026年8月予定・残り約3週間

$320〜$340水準を維持しています。GrayscaleのTAO ETF申請SEC決定まで残り約3週間——CLARITY Act不確実性の中でも、ETF期待という独自のカタリストが価格を支えています。BTC全体の下押しがあっても、TAOの相対的な強さが来週も続くかどうかを観測します。

👁 観測メモ
$320〜$340の維持を来週確認。SEC決定(8月)まで3週間——来週・再来週が最大の観測期間。

🪞 正直な観測者より(2026年7月18日)

あきらの観測日記

今週はCLARITY Actについて正直に言えば「期待が裏切られた週」でした。合併テキストが倫理条項を省いた——これは「ホワイトハウスがNOと言ったから省いた」という話です。つまりトランプ大統領側と民主党の間の合意が「ない」のではなく「壊れた」可能性がある。Nic Puckrinの指摘通りだとすれば、「トランプに提示されたプランが民主党と合意していたものと異なる」という状況は深刻です。

ただし来週に奇跡的な合意が成立する可能性はまだゼロではありません。Polymarket 31%は「成立しない確率69%」でもありますが「成立確率31%」でもある。採決スケジュール発表の48時間前から市場が動くパターンが今も有効です。来週、何かが変われば即速報します。

一方でCPIとPPIが改善し、200日MAが上昇に転換したという事実は変わりません。CLARITY Actとは別に、マクロ改善という土台が固まりつつあります。来週は7/29 FOMCまで残り11日——この期間のBTC底固めが来月の準備になります。週末をゆっくり過ごして、月曜から集中して観測を続けます。

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CLARITY Act採決スケジュール発表→48時間前にXで即速報。
来週7/20以降の動向を最優先でお伝えします。

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次回予告 — Vol.87
CLARITY Act最終決戦週——倫理条項の合意有無・BTC $63,000台の維持確認
来週7/20〜8/7の残り約3週間がCLARITY Actの今年最後の窓。倫理条項の交渉がどう動くかを毎日正直に報告します。
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