2026年7月1日(水)、本日の観測ログです。
BTCは本日$58,755〜$59,400と$59,000を割り込む局面が出ています。新たに浮上した材料は2つ。ひとつはStrategyの含み損が$14Bに達したという報道——平均取得コスト$75,651に対して現在価格は$59,000以下です。もうひとつはRiotが500BTCをNYDIGに売却し、AI データセンター事業への転換資金に充てるという動き。マイナーの売りが続いていることが確認できます。一方でCLARITY Actについては、Jefferies(6/30)が「まだ長い道のり」と警告しながらも、FX Leaders(6/30)は「統合版成立がショートスクイーズを引き起こす可能性」という逆張り強気シナリオを示しています。今日は両面を正直に整理します。
📊 まず全体の基準:ビットコイン(BTC)
$59,000という水準を本日は割り込む局面が出ています。6月最安値$58,115まで残り約$600という距離です。KuCoinの7月分析によると「$58,200が最重要サポート」であり、これを明確に割り込むと$56,200が次の下値候補になります。
売り圧力の構造を整理すると:BTC供給オーバーハング$4.4B(Coinbase分析)・Riotなどマイナーの継続売却・ETF流出の継続という3つの力が重なっています。一方で取引所のBTC残高は数年ぶりの低水準まで減少しており、「長期保有者が深いウォレットに積み上げている」という構造は変わっていません。
- 7月1日時点のFire Sale(最低バンド)水準:$99,143
- 現在価格($59,000)はその水準より▼53.5%下
- つまり「長期成長曲線で見れば極めて過小評価された水準」にいる
- ただしこのモデルは短期予測ではなく長期のバリュエーション参考値
- 「今すぐ上がる」根拠ではなく「長期で見た割安感」の指標
🏦 Strategy含み損$14B・Riot売却——企業BTCの現実を整理する
- 含み損は巨額だが、先週の幹部発言「BTC保有は強制売却から不滅」は変わっていない
- Strategyの負債構造:転換社債・優先株が多く、BTC価格が大幅に下落しても強制的なBTC売却は発生しにくい設計
- 2022年のクラッシュ時(BTC $16,000)もStrategyは売らなかった実績がある
- →「含み損」はニュースになるが、「強制売却リスク」とは別の話
マイナー売却は需給への影響:
- マイナーの売り→短期的な供給増→価格への下押し圧力
- ただしRiotの500BTCは全体の流動供給量から見れば限定的な規模
- 逆にマイナーがAIに転換→ハッシュレート低下→難易度低下→残存マイナーの採算改善という側面もある
📋 CLARITY Act:Jefferies「長い道」・FX Leaders「ショートスクイーズの可能性」
Jefferies(6/30)は「CLARITY Actはまだ長い道のり」と警告しつつ、「成立すれば銀行・資産運用会社・取引所がトークン化・カストディ・ステーキング・レンディングを拡大できる持続的な規制框架を提供する」と評価。成立が遅れれば規制の不透明感が継続し、規制された金融機関がブロックチェーン事業を見直す可能性があるとも指摘。Coinbase・Circle・Bullishなどのクリプト関連株がボラティリティを高める見通し。
FX Leadersの分析(6/30)によると「CLARITY Act統合版の成立が機関のショートスクイーズを引き起こす可能性がある」。現在積み上がっているショートポジションが、成立ニュースで一斉に決済されれば急騰という逆張りシナリオ。ただしこれは「成立した場合」という条件付き。現在の成立確率Polymarket 48%での話。
- 成立確率:Polymarket 48%・Galaxy 50-50(6/22以降の最新値)
- デッドライン:Stifel「7月末までに上院通過が必要。逃せば見通し大幅悪化」
- 成立した場合:FET・RENDER・TAO含むAIコイン全体への最大カタリスト+機関ショートスクイーズの可能性
- 見送り確定した場合:短期的なさらなる失望売り→ただし次の立法窓口(2027年)を見据えた長期蓄積フェーズへ
- 採決スケジュール発表の48時間前には市場が動く——Xで即速報します
🎯 観測室のアクション条件チェック(本日時点)
□ ②ETF流入再開:継続流出中・7月フロー確認中
□ ③CLARITY Act 60票確証:Polymarket 48%・7月末デッドライン
🤖 主要AIコイン 3銘柄の現状
$0.16〜$0.17水準まで押されています。CLARITY Act成立というカタリストが「7月末デッドライン」に近づく中で、今後2〜3週間でFETの価格感度が最も高まる局面に入ります。成立の期待が高まれば先行買い、見送り確定であれば失望売りという二方向の大きな動きが想定されます。
$1.50〜$1.60水準まで下落しています。Riotなどマイナーのアイデータセンター転換という動きはむしろRENDERにとってポジティブな長期材料です——分散型GPU需要が機関レベルで認知されるトレンドと方向が一致しています。Grayscale AIファンドの22%組み入れという評価は変わっていません。
$200という心理的節目を試す展開が続いています。GrayscaleのTAO ETF申請SEC決定まで残り4〜5週間。通常、ETF申請の1〜2ヶ月前から「期待の先行買い」が蓄積するパターンがあり、BTC底打ちが確認されれば今月中旬以降に独自の動きが出る可能性があります。
🪞 正直な観測者より(2026年7月1日)
Strategyの含み損$14Bという数字を見て、正直「すごい金額だな」と思いました。でも同時に「2022年に$16,000を経験してもBTCを売らなかった人たちが、$59,000で売るわけがない」とも思いました。
Riotの売却は少し違うニュアンスです。「採掘が儲からないからAIに転換している」——これはBTCの需要が落ちているのではなく、採掘側の産業構造が変わっているということ。マイナーがAIに移れば、残ったマイナーの採算が改善し、売り圧力も落ち着いていく方向になります。
今月は「CLARITY Act 7月末デッドライン」と「TAO ETF SEC決定(8月)」という2つのカタリストが近づいてきます。どちらかが動けば、今の$59,000台という水準は振り返ったとき「あそこが底だった」になるかもしれない。今月も静かに観測を続けます。
CLARITY Act採決スケジュール発表を48時間前にXで速報します。
TAO ETF・BTC底打ちの動きもXで先出しします。
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